自動車保険について

保険とリスクのご説明

自動車は、事故を起こす可能性がある乗り物

沖縄では整備工場が少ないため修理に時間を要し、その為多額の請求となるケースも少なくございません。その為に、現地でもしもの時の為に保険の加入をお勧めしており、数日分でその金額になったのかと思います。 もし事故を起こしてしまった場合、車両修復費+1日営業補償金2万円が発生します。これはどこのレンタカー会社さんもほぼ同額です。

ニッサン ノート レンタカー

受付時にリスクをご説明しています

お客様から保険を掛けるのがその場で支払う金額があがるのをいぶかしがられるのは承知で、受付でしっかりとリスクを説明させていただいております。 「そんなの事故したら金額がかかると、脅すのか!」という厳しいお声をいただくこともございます。

しかし事故時の金額は同じ車を貸している以上、他のレンタカー会社さんもほぼ同様です。リスクをしっかりとご説明するのは、レンタカー会社としての責務であると考えております。最近はインバウンドも増えております。当て逃げされて、お客様にご請求が行ってしまう可能性もあるからです。

受付時にしっかりとリスクを説明しておかないと、後でお困りになるのはお客様です。その上で、しっかりとご説明させていただいており、ご加入されるされないはご本人様のご判断です。

立場によって、考え方はまちまち

多くの方は保険にお入りいただきかつ無事故でお帰りになられるので「保険なんていらなかった、高くついた!」というお声となりがちですが、逆にいえば、事故を起こしてしまったお客様からは、「本当に保険をすすめてくれて良かったです」という感謝のお声を必ずと言っていいほど頂戴しております。

保険ですから、万一の時に備えるものでしてそれを高いと思うか安いと思われるかは人それぞれです。

例えば私共がお貸ししている8人乗りの500万円の車にフルカバー保険を付けて、1日2~3,000円程度であれば妥当な金額であると思います。 お車は数百万円もするものです。もし例えば500万円の宝石を人から借りたら、盗難や破損などの保険をつけるのは当然であると多くの方は思うでしょうし、かけないリスクを一所懸命説明するのもやはり義務であると思います。ご自身がお車を貸す立場になってお考えになると、分かりやすいと思います。

レンタカー会社の義務として

観光業はサービス業であり、ホテルなどもそうですが楽しいエンターテイメントでありホスピタリティに溢れ、お客様を笑顔にするよう努めなければならないと考えております。 そうした半面、レンタカー会社が心掛けないといけないレンタカー会社ならではのこともあります。

それは、よく言われることですが、車は凶器にもなり得ます。ちょっとしたハンドル操作で人の命を奪ってしまったり、車を壊してしまい多大な損害を被ってしまう可能性があります。

その為、少なくとも弊社では、申し訳ないですがご気分を害され批判されたとしても、お客様の安全安心の為に、しっかりと、

  • 事故をするとこのくらいかかってしまいます
  • 出来るだけ保険に入られた方が安心ですよ
  • そしてお車は直せばいいですがお体は治らないかもしれません
  • くれぐれも、安全運転でお願いします

このようにしっかりとご説明させていただいております。

すべてはお客様の安心と安全のために

保険込みのレンタカーは複雑、かつ高くなりがち

様々なレンタカー会社様があり、車両保険をそもそも用意していない会社さんから、お客様に選ばせる会社さん、そして最初から保険込みの会社さんなど色々あります。

メインとなるのは選択型とコミコミの会社さんで、弊社は選択型を採用しています。その理由として、保険料コミコミであればお客様は安心なような気がしますが、そのコミコミの内容をよく見てみると、大抵の場合様々な制約が課されています。保険込みだがこの事故だと適用されないされるなど細かく約款に書かれており、カバーされていない部分が結構多いこと。そしてそうすると当然レンタカーの代金も高くなってしまい、保険に入りたくない人も強制的に高いレンタル料金を払わざるを得なくなります。

そうでなければ車のグレードを落としたりせざるを得なくなります。どの会社も同じ車を貸しているので、車であるのか接客なのか、整備状態なのか、地理なのか、何かしらグレードを落とさなければ同じ条件で貸すことは不可能です。

安全運転に対する注意喚起

そしてもう一つ、保険についてコミコミであれば、運転についての安全意識が薄れがちです。事故をしても大丈夫、と考えがちです。

弊社では、保険加入のご説明の際に、車は走る凶器であり、人の命を簡単に奪ってしまう可能性がある乗り物であること、様々なリスクをしっかりとご説明させていただいております。

それで、旅行気分だった運転者さまがハッと我に返り、そうだ車とはそういうものだった、と思い返していただけるきっかけになればと考えております。保険を掛けたらその分高くつきますが何かあった時に安心です。

掛けないのであれば、ずっとビクビクしながら運転しなければなりませんし、事故をしてしまった時は数か月に渡っての相手とのやり取りと多額の車両修理代の支払い義務が出ます。

それでも最初に払う金額だけ安いほうがいいのか、ご自身及びご搭乗者様の安心、どちらを選択されるのかは、お客様にご判断いただければと考えています。